依存先を増やすために～４周年記念イベント「講演会と懇親会」～（2025/08/30）

Hi･na･ta開設４周年を記念して、初の試みとなる講演会と懇親会を組み合わせたイベントを開催しました。酷暑の中、当事者家族や支援者など43名が来場しました。

第１部では、東京大学先端科学技術研究センター教授の熊谷晋一郎氏が、実体験を交えながら「自立とは依存しないことではなく、依存先を増やしていくことである」と講演されました。

第２部では、来場した医療的ケア児者と家族、支援者がざっくばらんに話をする時間を設けました。熊谷氏を交えた１時間余りの懇親会では、参加者たちがボランティアのマッサージを受けながら、「今の時代の家族会の形」「きょうだい児」「依存先を増やすために何が必要か」など、多岐にわたる話題で懇談しました。

（参加者の感想）

「講演を拝聴し、医療従事者さんを選りすぐっていたこと、何でも自分で解決しようと単独行動しがちだったことに気付かされました。依存先を増やすために、どんなアクションをすればいいのか考えようと思います」

「支援者としてハッとさせられる内容が多くありました。障害者に比べて健常者の方が依存できる選択肢が多いという考え方は、特に心に残りました」

「当事者家族同士だけでなく、支援者の方も交えて一緒に困りごとについてお話しできたことが新鮮でした」

「思いがけない場所でマッサージをしていただき、一時的ですが楽になりました。ありがとうございました」